この記事では、塗りミノ(外用薬)とミノタブ(ミノキシジルタブレット)の薄毛の人がどちらを使った方がいいのかについて、私の経験を踏まえて解説していきます。
結論としては、
・軽度の薄毛、ハゲが少し気になり始めた程度の人の場合はまず塗りミノ
・中度の薄毛の人、ハゲ歴が長い人もも最初はやはり塗りミノ→薄毛が改善されないのであれば医師と相談でミノタブに
が個人的にはいいと思います。
※ただし、あくまで医師ではない私個人の意見のため、医師に一度見てもらうことをおすすめします。
それでは詳しくみていきましょう!
ミノキシジルはどちらがいい?塗りミノとミノタブの比較
塗りミノとミノタブのメリット・デメリットについて、複数の観点から整理していきます。
発毛・育毛力
これは完全にミノタブの方が高いですね。
飲む量や塗る量にもよりますが、私の感覚としては一般的な内服量2.5~5mgのミノタブと5%の塗りミノを1日2回つける場合の発毛・育毛力は8対3くらいのイメージです。
ミノタブの場合は内服するので血中内にミノキシジルが必ず届けられ、血管が拡張されます。結果として血行促進効果が得られ、頭皮の隅々の毛根に栄養素が届くようになり育毛・発毛が促されるとのこと。
一方で塗りミノの場合は経皮吸収でミノキシジルを届けるので、毛根まで浸透し切らない場合もありますね。
同時に、そもそもきちんと頭皮全体の薄い部分すべてに塗れていないこともあるイメージで、どうしてもミノタブより発毛力は塗りミノの方が低いといえるでしょう。
副作用の観点
育毛・発毛力が高いミノタブですが、その分副作用も大きいですね。
そのため厚生労働省の推奨度は
・塗りミノはA(強く勧める)
・ミノタブはなんとD評価(勧めない)
私は実際に両方とも長く使用経験がありますが、塗りミノはちょっとした動悸程度の副作用に対して、ミノタブではそれなりの倦怠感、ぼーっとする、動悸、息切れ、軽度の鬱症状などを感じます。
人によっては肝臓の数値も悪くなる場合もあるようです。
ハゲが回復しても健康を損ねてはダメなので、きちんと医師に相談のもとで塗りミノにするか。ミノタブにするかを相談するといいです。
なお、ミノタブの場合全身の毛が濃くなる多毛症の副作用があります。私もひげ、胸毛、すね毛、指毛、耳毛などなどあらゆる部分が濃くなってきました(笑)。
そのため、きちんと脱毛も行っています。
髪を増やすのもやはり「周りからよく見られたい/悪く見られたくない」からやっているので、きちんと髭等々の脱毛も併せて行った方がいいですね。
塗りミノでは基本的に塗った部分のみに効果が限定されるので、多毛症の心配はなしです。
継続しやすさ
私の場合はけっこう重要なポイントだったのですが、塗りミノは以下がストレスになって継続ができなかった(気持ち的に)です。
- 塗りミノをつけると結構髪がカピカピ・ごわごわになる
- それで髪が濡れた時のように束になってより薄く見える
- さらに髪がゴワついているので手櫛で引っかかって抜けやすい
なお私はあまり出なかったもののかゆみやかぶれが出る人もそれなりにいるようです。
一方でミノタブでは、飲むだけなのでこのような髪・頭皮のトラブルリスクがありません。
また最初の記載のようにやはり発毛力が大きいことなどもからも、塗りミノ→ミノタブに移行しています。
移行の目安としては塗りミノを半年以上使用したり、フィナステリドの併用も追加したりしてもAGAが全く改善されないのであれば医師の相談元でミノタブに切り替えてもいいかもしれません。
まとめ 塗りミノとミノタブ、どっち?違いや移行のタイミングは?【私の経験】
上記のような観点から
塗りミノがおすすめな人:
- 薄毛の初期でそこまで高い発毛力がなくても回復しやすい人
- 塗りミノのカピカピがあまり気にならない人
- 最初に試すとしたらまず塗りミノがいいでしょう
ミノタブがおすすめな人:
- どうしてもハゲが回復しない人
- 塗りミノのカピカピがかなり苦痛な場合
抜け毛予防のフィナステリドの併用なども併せて、医師の意見をお聞きの上で育毛・発毛に取り組んでいきましょう。